2003.3.21声明
2003年3月20日、ついにアメリカ、イギリスはイラク攻撃を開始した。 日本は平和憲法や国際連合を踏みにじり、ただひたすらにアメリカに追随する。 戦争が始まったこの日、平和を希求する日本と世界の市民の、 あらゆる言論と行動と祈りが、蛮行によって踏みにじられた。 憤りと悲しみの、底知れぬ渦の中に私たちはいる。
しかし、私たちの「2002.9.11声明」は、なお生きている。
誰がどう考えても、 アメリカがイラクを先制攻撃するのは間違っている。 私たち、日本、世界の市民は反対する。 アメリカは国連からの孤立も辞さないし、核による無差別殺戮の可能性さえ断言している。 日本はアメリカともイラクとも友好関係を保つ国である。 日本は、その立場で、一方的にアメリカのイラク攻撃に加担してはならない。 日本は、両国の間で仲介の労を惜しまず、あらゆる戦争行為をやめさせるようにせよ。 (2002.9.11声明)
私たち、日本と世界の市民は、この「2002.9.11声明」に基づき、 今後は、いっそう大きく反戦の声をあげる。あげよう。 ベトナム反戦運動は、ベトナム戦争中に世界中で広がった。 この無謀な戦争においても、私たちは、戦争のさなか、この声明への賛同の輪を広げたい。 地上に平和が達成されるまで。 地上の誰ひとりとして、戦争がもたらす死の恐怖に怯えることがなくなる日まで。
2003年3月21日
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